Flower Knight Girl Wikia
Advertisement
Flower Knight Girl Wikia

Mission Synopsis[]

Official Outline (Japanese)[]

任務18 ブレーメン防衛基地跡

ベルガモットバレーを後にした一行は、
調査任務の目的地である害虫の総本山、
西の荒野――コダイバナの一角へと足を踏み入れる。 

Summary[]

Scene Synopsis[]

Part 1:[]

Part 2:[]

Part 3:[]

Part 4:[]

Part 5:[]

Conclusion[]

Game Script[]

Japanese[]

Expand the content to reveal the story's dialog.


通常任務18 18-1 戦跡を踏む
Speaker Text
セントポーリア 「ここが、西の荒野……。
 何も……何も、ありませんね…………」
ワレモコウ 「なんだか、ざわつくです……?
 魔力が薄いというか……怖い、寂しい、心細い……。
 ここにいると、落ち着かないです……?」
サクラ 「大丈夫よ~、落ち着いて~」
ワレモコウ 「はわわっ?」
サクラ 「ようこそ、ブレーメン跡地へ。
 ここの指揮官を任されているサクラです、どうぞよろしく~」
セントポーリア 「わぁ、サクラさんだぁ……よろしくです~」
ワレモコウ 「い、命をかける覚悟はできてるです……?」
サクラ 「うふふ、そこまで構えなくても大丈夫よ~。
 みんなには、この拠点からあまり離れない範囲で
 散策をしてもらうくらいだから~」
アブラナ 「……え、そんだけ?」
サクラ 「えぇ、とりあえずはそれくらいよ~。
 ちょっとずつ経験を積んでいってもらうのが目的。
 みんながみんな、いきなり最前線に行くわけじゃないから」
サクラ 「半分くらいは通過儀礼みたいなものだと思って、
 しっかり準備を整えてから出発しましょうね。
 サポートもしっかり入るから、頑張って行きましょう~」
ワレモコウ 「……ちょっとだけ、拍子抜けです?」
アブラナ 「そうね……もっとガンガン行くのかと思ってた」
セントポーリア 「サクラさんもいますし、安心感ありますね~」
ナズナ 「みなさん、気を抜かないでくださいね。
 サクラさんはああ見えて、いくつもの死線をくぐってきた猛者です……」
ナズナ 「みなさんの腕前でも、比較的安全な調査以外は任せられない。
 そういう意味だと思った方がいいかもしれません……!」
通常任務18 18-2 すべてを見渡す塔の名は
Speaker Text
――西の荒野 ブレーメン周辺――
ギンラン 「きつい……けど、思ったよりはいけそうですね?」
セントポーリア 「わたしたちも成長してる、ってことですよ~」
サクラ 「うんうん。頼もしいわ~。
 その調子で、次はあっちの方に行ってみましょうか~」
ギンラン 「……一番頼もしいのは、やはりあの人ですよね。
 まったく調子が変わらないというか……。
 こんな場所でも、本当にたいしたことないって思えてくるから、不思議です」
セントポーリア 「流石、ブロッサムヒル最強ですね~」
ギンラン 「あら? それはウメさんだったような」
セントポーリア 「あらあらぁ? どっちでしたっけ……?」
ワレモコウ 「ん…………」
アブラナ 「どうしたの、ワレモコウ」
ワレモコウ 「いま何か、妙な気配がしたです……?」
アブラナ 「そう? よくわからなかったけど……気のせいじゃない?」
ワレモコウ 「……だと、いいです? でも、うまくいってるときほど、油断大敵。
 断じて気をつけたいところ?」
害虫 「キュリククゥ……」
通常任務18 18-3 窪地の罠
Speaker Text
アブラナ 「……あれ。ここ、どこ?
 今あたしたち、飛ばされた……?」
ギンラン 「……サクラさんがいない? 一体どこに……」
ギンラン 「……と、言いますか。
 害虫の数がちょっと尋常ではないような……?」
クロユリ 「……どうしてこんなところに見習いがいるんだ?」
アブラナ 「み、見習いぃ!?
 新米ならまだしも、見習いなんて花騎士未満じゃないの!」
クロユリ 「違うのか?」
アブラナ 「違うに決まってるでしょ!
 どいつもこいつも馬鹿にして、もぉー!」
ギンラン 「それで、ここは一体どこなのでしょう……。
 ブレーメン跡地の拠点ではないようですが」
クロユリ 「ひずみにでも入ったか?」
ギンラン 「ひずみ……?」
クロユリ 「覚えがないなら、違うか……まぁいい」
クロユリ 「ここはブレーメン防衛基地跡。
 今のところ、西の荒野の最前線とされている場所だ」
ワレモコウ 「ここが、最前線……そんなところに、一人……?
 他に仲間は…………」
クロユリ 「力のない奴は帰らせた。そうしたら私だけが残った。それだけだ」
セントポーリア 「それだけ、って……あなたは危なくないんですか?
 ケガもたくさんしているみたいですし……」
クロユリ 「さぁ、どうだろうな?
 あるいはここが、私の死に場所になるのかもしれないが……」
セントポーリア 「死んじゃダメですよ~」
ワレモコウ 「断じて、よくないです……?」
クロユリ 「いちいちうるさい奴らだな……危機感はないのか?」
セントポーリア 「なんとなくピンチなのはわかりますけどぉ……。
 状況がよくわかっていないというのが、本音でしょうかぁ?」
クロユリ 「はぁ……予定変更だ。切り抜けるぞ。
 死にたくなかったら、お前らも手伝え」
通常任務18 18-4 障害を越えて
Speaker Text
――西の荒野 ブレーメン防衛基地跡――
アブラナ 「はぁ、はぁ……。
 やっぱり、戦えないことはない……んだけど……」
ギンラン 「倒しても倒しても、キリがありませんわね……」
クロユリ 「……それが西の荒野だ。
 わかっただろう、この世界から害虫がいなくならない理由が」
クロユリ 「終わらない。果てがない。ほとんど無限だな。
 単純に強いとか、弱いとか、そういう問題じゃないんだ。
 千年前から何一つ好転していないのは……つまり、そういうことだ」
害虫 「キシャー!!!!」
クロユリ 「ちっ……お前らはもう先に行け。私が時間稼ぎする」
アブラナ 「そ、そんなことできるわけないでしょ!」
クロユリ 「強がるのは誰にでもできる……で、ここからどうするつもりだ?
 なんなら、今から奇跡でも祈ってみるか?」
ワレモコウ 「……奇跡なんて、起きっこないです?」
クロユリ 「わかってるなら行け。
 ここから全員で助かるなんて……」
ワレモコウ 「モコウたちは、モコウたちが
 今まで積み上げてきたものでしか、戦えない……」
ワレモコウ 「だから、信じて」
クロユリ 「…………なに?」
ワレモコウ 「奇跡なんかには頼らない……。
 モコウたちが今まで積み上げてきたものは、
 奇跡なんかよりも、断じて頼りになる……です?」
アブラナ 「……しまらないわね、大事なところで。
 そういうものはね、きっぱりはっきり言い切るものよ」
ワレモコウ 「だ、断じてますけど……?」
セントポーリア 「……ふふ、いいじゃないですか。
 そういうところが私たちらしいですし~」
ギンラン 「えぇ、まったく……。
 つまり……全員で強行突破、ですわね!」
クロユリ 「……ふぅ。どいつもこいつも、
 言っても聞かない死にたがりばかりか」
クロユリ 「――まぁ、そういう奴に限って生き残るんだがな。私みたいに……」
通常任務18 18-5 高台を目指せ
Speaker Text
――西の荒野 ブレーメン防衛基地跡――
ワレモコウ 「うぅ……もう、魔力、が…………」
クロユリ 「お、おい。しっかりしろ。あともう少しなのに……。
 お前が言い出したんだ、こんなところでくたばるな……!」
害虫 「キシャァァアア!!!!」
クロユリ 「ちっ、こんなときに限って……反撃が間に合わ――」
サクラ 「みんな無事かしら~?」
ギンラン 「さ、サクラさん!?
 助かりましたけど、いったいどこから……」
サクラ 「それは~……勘?」
アブラナ 「いやいや、超人すぎるでしょ……」
サクラ 「うふ、冗談よ~。本当はね、ちょっと魔力の波長を辿っただけだから~」
アブラナ 「それも十分……いや、いいか。
 今はそのデタラメさに助けられたわけだし……」
サクラ 「クロユリちゃん、ありがとうね。
 みんなのことを守ってくれて」
クロユリ 「……知らん。
 そいつらは自分で自分の身を守った、それだけだ」
クロユリ 「……ほら、しっかりしろ。最後の一滴まで気力を絞れ」
サクラ 「あの高台まで、とりあえず頑張りましょうか。
 そうすれば、待機している援軍と合流できるから」
ワレモコウ 「最後の、一絞り……高台、まで……」
セントポーリア 「ワレモコウちゃん、肩を貸しましょうか?」
ワレモコウ 「大丈夫……少し、休めましたし……?」
サクラ 「慌てないように、みんなで協力して行きましょうね~」
クロユリ 「……はっ。平気そうな顔をしてるが、お前だって死にかけだろうに。
 怪我を隠して強がって、笑って、何をカッコつけているんだか……」
サクラ 「あら、いいじゃない。先輩は格好つけるものよ?
 それに、こんなことで弱気を見せたら、ウメちゃんに笑われちゃうわ」
サクラ 「さぁって、と……最後のひと踏ん張りと行きましょうか。
 あんなに前途有望な子たちを
 こんなところで散らせるわけにはいきませんから~」
通常任務18 18-5 ED 深淵
Speaker Text
サクラ、クロユリと協力し、高台までの活路を切り開いた一行。
応援部隊とも合流し、どうにか一息入れることができた。
セントポーリア 「はぁ……はぁ……」
ワレモコウ 「生きて……る…………?」
セントポーリア 「もうだめかと思いましたぁ……って、
 わたし、最近よく口にしているような……」
サクラ 「お疲れ様、すごい活躍だったわ~。
 ちょっとだけトラブルもあったけど、よく頑張りました~」
アブラナ 「あ、あのトラブルをちょっとだけ、って……」
サクラ 「ここだと日常茶飯事ですよ~?
 クロユリちゃんも、今回みたいに何度死にかけたか
 わかりませんから~」
アブラナ 「あ、はは……そう、なんだ……」
クロユリ 「……まぁ、お前らもそのうち慣れるだろう。
 見込みはあると……いや、なんでもない」
サクラ 「もう、素直じゃないんだから~」
クロユリ 「う、うるさいな…………」
サクラ 「とにかくみんな、お疲れ様。
 このことはわたしの方からも
 きちんとブロッサムヒルの女王様に報告しておきますね~」
ワレモコウ 「きょ、恐縮です……?」
ギンラン 「でも、これでナズナさんとは……」
ナズナ 「もう、今からそんな悲しい顔しないでください。
 帰って報告するまでは一緒ですから……」
ギンラン 「あ、あれ? ナズナさんが消え……」
アブラナ 「ちょ……ぎ、ギンランが消えた!?
 な、なんで!? 何が起こって……」
クロユリ 「空間のひずみ……じゃない?
 なんだ、どこから……!」
サクラ 「……ッ! クロユリちゃん、あそこ!」
害虫 「キュリククゥ……」
セントポーリア 「あ、アブラナちゃん……? アブラナちゃん!」
ワレモコウ 「これは、流石に緊急事態です……?」
クロユリ 「直接飛ばした……?
 馬鹿な、こいつは空間のひずみを作るだけじゃ……」
クロユリ 「くっ……鬱陶しい! お前はここで死ねっ!!」
サクラ 「みんな、距離を取って、離れて!
 このままだとみんな飛ばされ……」
害虫 「キュリククゥゥ…………ゥゥゥゥァアアアアアアア!!!!!!」
ワレモコウ 「ひゅあ……!」
セントポーリア 「わ、ワレモコウちゃん!
 う、うぅ……だ、団長さん! 手を、手をつない――」

English[]

Previous episode: Current episode: Next episode:
Mission 17 Story Mission 18 Story Mission 19 Story
Advertisement