Mission Synopsis[]
Official Outline (Japanese)[]
任務18 ブレーメン防衛基地跡 ベルガモットバレーを後にした一行は、 調査任務の目的地である害虫の総本山、 西の荒野――コダイバナの一角へと足を踏み入れる。
Summary[]
Scene Synopsis[]
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Game Script[]
Japanese[]
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通常任務18 18-1 戦跡を踏む | |
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Speaker | Text |
セントポーリア | 「ここが、西の荒野……。 何も……何も、ありませんね…………」 |
ワレモコウ | 「なんだか、ざわつくです……? 魔力が薄いというか……怖い、寂しい、心細い……。 ここにいると、落ち着かないです……?」 |
サクラ | 「大丈夫よ~、落ち着いて~」 |
ワレモコウ | 「はわわっ?」 |
サクラ | 「ようこそ、ブレーメン跡地へ。 ここの指揮官を任されているサクラです、どうぞよろしく~」 |
セントポーリア | 「わぁ、サクラさんだぁ……よろしくです~」 |
ワレモコウ | 「い、命をかける覚悟はできてるです……?」 |
サクラ | 「うふふ、そこまで構えなくても大丈夫よ~。 みんなには、この拠点からあまり離れない範囲で 散策をしてもらうくらいだから~」 |
アブラナ | 「……え、そんだけ?」 |
サクラ | 「えぇ、とりあえずはそれくらいよ~。 ちょっとずつ経験を積んでいってもらうのが目的。 みんながみんな、いきなり最前線に行くわけじゃないから」 |
サクラ | 「半分くらいは通過儀礼みたいなものだと思って、 しっかり準備を整えてから出発しましょうね。 サポートもしっかり入るから、頑張って行きましょう~」 |
ワレモコウ | 「……ちょっとだけ、拍子抜けです?」 |
アブラナ | 「そうね……もっとガンガン行くのかと思ってた」 |
セントポーリア | 「サクラさんもいますし、安心感ありますね~」 |
ナズナ | 「みなさん、気を抜かないでくださいね。 サクラさんはああ見えて、いくつもの死線をくぐってきた猛者です……」 |
ナズナ | 「みなさんの腕前でも、比較的安全な調査以外は任せられない。 そういう意味だと思った方がいいかもしれません……!」 |
通常任務18 18-2 すべてを見渡す塔の名は | |
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Speaker | Text |
――西の荒野 ブレーメン周辺―― | |
ギンラン | 「きつい……けど、思ったよりはいけそうですね?」 |
セントポーリア | 「わたしたちも成長してる、ってことですよ~」 |
サクラ | 「うんうん。頼もしいわ~。 その調子で、次はあっちの方に行ってみましょうか~」 |
ギンラン | 「……一番頼もしいのは、やはりあの人ですよね。 まったく調子が変わらないというか……。 こんな場所でも、本当にたいしたことないって思えてくるから、不思議です」 |
セントポーリア | 「流石、ブロッサムヒル最強ですね~」 |
ギンラン | 「あら? それはウメさんだったような」 |
セントポーリア | 「あらあらぁ? どっちでしたっけ……?」 |
ワレモコウ | 「ん…………」 |
アブラナ | 「どうしたの、ワレモコウ」 |
ワレモコウ | 「いま何か、妙な気配がしたです……?」 |
アブラナ | 「そう? よくわからなかったけど……気のせいじゃない?」 |
ワレモコウ | 「……だと、いいです? でも、うまくいってるときほど、油断大敵。 断じて気をつけたいところ?」 |
害虫 | 「キュリククゥ……」 |
通常任務18 18-3 窪地の罠 | |
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Speaker | Text |
アブラナ | 「……あれ。ここ、どこ? 今あたしたち、飛ばされた……?」 |
ギンラン | 「……サクラさんがいない? 一体どこに……」 |
ギンラン | 「……と、言いますか。 害虫の数がちょっと尋常ではないような……?」 |
クロユリ | 「……どうしてこんなところに見習いがいるんだ?」 |
アブラナ | 「み、見習いぃ!? 新米ならまだしも、見習いなんて花騎士未満じゃないの!」 |
クロユリ | 「違うのか?」 |
アブラナ | 「違うに決まってるでしょ! どいつもこいつも馬鹿にして、もぉー!」 |
ギンラン | 「それで、ここは一体どこなのでしょう……。 ブレーメン跡地の拠点ではないようですが」 |
クロユリ | 「ひずみにでも入ったか?」 |
ギンラン | 「ひずみ……?」 |
クロユリ | 「覚えがないなら、違うか……まぁいい」 |
クロユリ | 「ここはブレーメン防衛基地跡。 今のところ、西の荒野の最前線とされている場所だ」 |
ワレモコウ | 「ここが、最前線……そんなところに、一人……? 他に仲間は…………」 |
クロユリ | 「力のない奴は帰らせた。そうしたら私だけが残った。それだけだ」 |
セントポーリア | 「それだけ、って……あなたは危なくないんですか? ケガもたくさんしているみたいですし……」 |
クロユリ | 「さぁ、どうだろうな? あるいはここが、私の死に場所になるのかもしれないが……」 |
セントポーリア | 「死んじゃダメですよ~」 |
ワレモコウ | 「断じて、よくないです……?」 |
クロユリ | 「いちいちうるさい奴らだな……危機感はないのか?」 |
セントポーリア | 「なんとなくピンチなのはわかりますけどぉ……。 状況がよくわかっていないというのが、本音でしょうかぁ?」 |
クロユリ | 「はぁ……予定変更だ。切り抜けるぞ。 死にたくなかったら、お前らも手伝え」 |
通常任務18 18-4 障害を越えて | |
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Speaker | Text |
――西の荒野 ブレーメン防衛基地跡―― | |
アブラナ | 「はぁ、はぁ……。 やっぱり、戦えないことはない……んだけど……」 |
ギンラン | 「倒しても倒しても、キリがありませんわね……」 |
クロユリ | 「……それが西の荒野だ。 わかっただろう、この世界から害虫がいなくならない理由が」 |
クロユリ | 「終わらない。果てがない。ほとんど無限だな。 単純に強いとか、弱いとか、そういう問題じゃないんだ。 千年前から何一つ好転していないのは……つまり、そういうことだ」 |
害虫 | 「キシャー!!!!」 |
クロユリ | 「ちっ……お前らはもう先に行け。私が時間稼ぎする」 |
アブラナ | 「そ、そんなことできるわけないでしょ!」 |
クロユリ | 「強がるのは誰にでもできる……で、ここからどうするつもりだ? なんなら、今から奇跡でも祈ってみるか?」 |
ワレモコウ | 「……奇跡なんて、起きっこないです?」 |
クロユリ | 「わかってるなら行け。 ここから全員で助かるなんて……」 |
ワレモコウ | 「モコウたちは、モコウたちが 今まで積み上げてきたものでしか、戦えない……」 |
ワレモコウ | 「だから、信じて」 |
クロユリ | 「…………なに?」 |
ワレモコウ | 「奇跡なんかには頼らない……。 モコウたちが今まで積み上げてきたものは、 奇跡なんかよりも、断じて頼りになる……です?」 |
アブラナ | 「……しまらないわね、大事なところで。 そういうものはね、きっぱりはっきり言い切るものよ」 |
ワレモコウ | 「だ、断じてますけど……?」 |
セントポーリア | 「……ふふ、いいじゃないですか。 そういうところが私たちらしいですし~」 |
ギンラン | 「えぇ、まったく……。 つまり……全員で強行突破、ですわね!」 |
クロユリ | 「……ふぅ。どいつもこいつも、 言っても聞かない死にたがりばかりか」 |
クロユリ | 「――まぁ、そういう奴に限って生き残るんだがな。私みたいに……」 |
通常任務18 18-5 高台を目指せ | |
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Speaker | Text |
――西の荒野 ブレーメン防衛基地跡―― | |
ワレモコウ | 「うぅ……もう、魔力、が…………」 |
クロユリ | 「お、おい。しっかりしろ。あともう少しなのに……。 お前が言い出したんだ、こんなところでくたばるな……!」 |
害虫 | 「キシャァァアア!!!!」 |
クロユリ | 「ちっ、こんなときに限って……反撃が間に合わ――」 |
サクラ | 「みんな無事かしら~?」 |
ギンラン | 「さ、サクラさん!? 助かりましたけど、いったいどこから……」 |
サクラ | 「それは~……勘?」 |
アブラナ | 「いやいや、超人すぎるでしょ……」 |
サクラ | 「うふ、冗談よ~。本当はね、ちょっと魔力の波長を辿っただけだから~」 |
アブラナ | 「それも十分……いや、いいか。 今はそのデタラメさに助けられたわけだし……」 |
サクラ | 「クロユリちゃん、ありがとうね。 みんなのことを守ってくれて」 |
クロユリ | 「……知らん。 そいつらは自分で自分の身を守った、それだけだ」 |
クロユリ | 「……ほら、しっかりしろ。最後の一滴まで気力を絞れ」 |
サクラ | 「あの高台まで、とりあえず頑張りましょうか。 そうすれば、待機している援軍と合流できるから」 |
ワレモコウ | 「最後の、一絞り……高台、まで……」 |
セントポーリア | 「ワレモコウちゃん、肩を貸しましょうか?」 |
ワレモコウ | 「大丈夫……少し、休めましたし……?」 |
サクラ | 「慌てないように、みんなで協力して行きましょうね~」 |
クロユリ | 「……はっ。平気そうな顔をしてるが、お前だって死にかけだろうに。 怪我を隠して強がって、笑って、何をカッコつけているんだか……」 |
サクラ | 「あら、いいじゃない。先輩は格好つけるものよ? それに、こんなことで弱気を見せたら、ウメちゃんに笑われちゃうわ」 |
サクラ | 「さぁって、と……最後のひと踏ん張りと行きましょうか。 あんなに前途有望な子たちを こんなところで散らせるわけにはいきませんから~」 |
通常任務18 18-5 ED 深淵 | |
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Speaker | Text |
サクラ、クロユリと協力し、高台までの活路を切り開いた一行。 応援部隊とも合流し、どうにか一息入れることができた。 | |
セントポーリア | 「はぁ……はぁ……」 |
ワレモコウ | 「生きて……る…………?」 |
セントポーリア | 「もうだめかと思いましたぁ……って、 わたし、最近よく口にしているような……」 |
サクラ | 「お疲れ様、すごい活躍だったわ~。 ちょっとだけトラブルもあったけど、よく頑張りました~」 |
アブラナ | 「あ、あのトラブルをちょっとだけ、って……」 |
サクラ | 「ここだと日常茶飯事ですよ~? クロユリちゃんも、今回みたいに何度死にかけたか わかりませんから~」 |
アブラナ | 「あ、はは……そう、なんだ……」 |
クロユリ | 「……まぁ、お前らもそのうち慣れるだろう。 見込みはあると……いや、なんでもない」 |
サクラ | 「もう、素直じゃないんだから~」 |
クロユリ | 「う、うるさいな…………」 |
サクラ | 「とにかくみんな、お疲れ様。 このことはわたしの方からも きちんとブロッサムヒルの女王様に報告しておきますね~」 |
ワレモコウ | 「きょ、恐縮です……?」 |
ギンラン | 「でも、これでナズナさんとは……」 |
ナズナ | 「もう、今からそんな悲しい顔しないでください。 帰って報告するまでは一緒ですから……」 |
ギンラン | 「あ、あれ? ナズナさんが消え……」 |
アブラナ | 「ちょ……ぎ、ギンランが消えた!? な、なんで!? 何が起こって……」 |
クロユリ | 「空間のひずみ……じゃない? なんだ、どこから……!」 |
サクラ | 「……ッ! クロユリちゃん、あそこ!」 |
害虫 | 「キュリククゥ……」 |
セントポーリア | 「あ、アブラナちゃん……? アブラナちゃん!」 |
ワレモコウ | 「これは、流石に緊急事態です……?」 |
クロユリ | 「直接飛ばした……? 馬鹿な、こいつは空間のひずみを作るだけじゃ……」 |
クロユリ | 「くっ……鬱陶しい! お前はここで死ねっ!!」 |
サクラ | 「みんな、距離を取って、離れて! このままだとみんな飛ばされ……」 |
害虫 | 「キュリククゥゥ…………ゥゥゥゥァアアアアアアア!!!!!!」 |
ワレモコウ | 「ひゅあ……!」 |
セントポーリア | 「わ、ワレモコウちゃん! う、うぅ……だ、団長さん! 手を、手をつない――」 |
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