Mission Synopsis[]
Official Outline (Japanese)[]
任務19 ヘーオスの密林 空間を歪ませる害虫の力により、 西の荒野から遠くへと飛ばされてしまう一行。 意識を取り戻し、目を覚ました場所は――。
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Japanese[]
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通常任務19 19-1 飛ばされた先は | |
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Speaker | Text |
セントポーリア | 「……さん……おき…………ちょう、さん…………」 |
セントポーリア | 「――団長さぁん! あぁ、よかった……目が覚めて…………!」 |
アブラナ | 「さっさと起きなさいよね、バカ! し、心配したんだから……」 |
ワレモコウ | 「ご主人、ご機嫌いかがです? どこか、具合が悪かったりしないです……?」 |
ギンラン | 「大丈夫そう……ですわね。 あぁ、本当に良かった……安心しましたわ」 |
セントポーリア | 「あの害虫のしわざで、 バラバラに飛ばされたと思ってたんですけどぉ……。 みんな一緒で、良かったです~」 |
アブラナ | 「みんな……って、ナズナがいないような……」 |
セントポーリア | 「……あら? あ、ほ、本当ですね……。 えぇっと、さ、探さないと~……」 |
ギンラン | 「そもそも、ここはどこなのでしょう? バナナオーシャンだとは思うのですが、どのあたりなのか……」 |
ワレモコウ | 「……! な、何か近づいてくるです?」 |
ギンラン | 「……確かに。何か、ぶんぶん、ぶんぶん、音が……」 |
ハイビスカス | 「ブンブンブーン!」 |
ワレモコウ | 「わわっ……!」 |
ハイビスカス | 「ンギャ!?」 |
ハイビスカス | 「ちょ、ちょっと何するのさー!?」 |
ワレモコウ | 「あ……ご、ごめんなさいです? てっきり、何か危険なものかと……」 |
ハイビスカス | 「あー、びっくりした……。 もう、騒がしいから何かと思って 様子見に来ただけなのにー!」 |
ギンラン | 「すみません、早とちりしてしまいまして……」 |
ギンラン | 「あの、すみませんついでに一つお訊きしたいのですが、 ここは一体どこなのでしょう?」 |
ハイビスカス | 「どこって、バナナオーシャンだよ? このあたりはヘーオスの密林って呼ばれてるけど……。 迷子にでもなっちゃった?」 |
ギンラン | 「なった、というよりは、させられたのですが……。 何からお話したらいいものか……」 |
ハイビスカス | 「む、難しい話になりそう? そういうのはちょっと苦手かな……。 でも、困ってるならいくらでも助けるよ!」 |
ワレモコウ | 「ご主人、とりあえず、街まで行くです? 何事も、まずは情報収集からと言いますし……」 |
ハイビスカス | 「ん、街に行きたいの? よぉっし、わかった! こっちこっち、着いてきてー!」 |
セントポーリア | 「……あ、それともう一つ。 この辺りで、その……ナズナさんを見かけませんでしたか?」 |
ハイビスカス | 「ナズナさん? んー、見てないよ」 |
セントポーリア | 「そうですか……」 |
アブラナ | 「……今は無事を祈るしかなさそうね」 |
通常任務19 19-2 ヘーオスの密林 | |
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Speaker | Text |
ハイビスカス | 「こっちこっち、もうちょっと! ほら、街が見えてきたでしょ? もうちょっと行けば安心だから……」 |
害虫 | 「キシャー!」 |
ワレモコウ | 「……敵の数、むしろ増えてるです?」 |
ハイビスカス | 「ひえーっ!? な、なんで? この辺りの害虫、ちょっと前に退治したばっかりなのに!」 |
アブラナ | 「疑問は後回し! 応戦しないと! ぼやぼやしてたらやられ――」 |
??? | 「そこでじっとしていろ!」 |
ワレモコウ | 「ひゅあ……お、大声は苦手です……?」 |
アブラナ | 「大声……だけど、ただの大声じゃない……?」 |
タチバナ | 「そこ! 棒立ちしていて、無駄が多いですよ! 逃げるなら逃げる、戦うなら戦う! はっきりしてください!」 |
アブラナ | 「わ、わかってるっての! 今やろうとしてたとこだし!」 |
ハイビスカス | 「た、タチバナさーん! これ、どういうこと? 害虫、さっきまでこんなにいなかったよね!?」 |
タチバナ | 「それは……」 |
害虫 | 「キッ……キシャァァ!」 |
タチバナ | 「立ち上がるな!」 |
タチバナ | 「……失礼しました。 どこからともなく湧いてきた、としか言いようがないですね。 あとで調査をする必要がありそうです」 |
セントポーリア | 「どこからともなく……それって」 |
ギンラン | 「もしかして……私たちだけではなく、 この害虫たちも飛ばされてきたのでは……」 |
タチバナ | 「――今、なんて言いました? 飛ばされてきた? どこから!?」 |
ギンラン | 「え、えぇっと、その……。 信じてもらえないかもしれませんが、西の荒野から……」 |
タチバナ | 「西の荒野……なんてこと。 まだ、終わっていなかった……? いや、むしろ……」 |
セントポーリア | 「……何か、ご存知なんですか?」 |
タチバナ | 「それはむしろこちらのセリフです。 色々と訊きたいことはありますが……」 |
害虫 | 「キ、キ、キシャ……」 |
タチバナ | 「その顔はもう見飽きた!」 |
タチバナ | 「……まずは、この状況を整理してしまいましょうか。 話の腰を何度も折られるのは、効率的ではありませんからね」 |
通常任務19 19-3 迷子に注意 | |
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Speaker | Text |
タチバナ | 「――つまり、あなた方は西の荒野の巡回中、 害虫のせいで、まるで魔法のようにここまで飛ばされてきた……と」 |
セントポーリア | 「はい。とても大きな、紫色のアリでした。 タチバナさんも、戦ったことが?」 |
タチバナ | 「以前、別の任務で似たような害虫を相手にしたことがあります。 そのときはしっかり息の根を止めたはずですが……」 |
ギンラン | 「その害虫が復活した、ということでしょうか……?」 |
タチバナ | 「いえ。おそらく、別の個体でしょう。 私たちのときから、既に二体は存在を確認していましたし、 他に仲間がいても不思議ではありません。 それに、どうやら能力も少し違うみたいですし……」 |
ワレモコウ | 「前線の部隊も、予想外だったみたいです? ひずみじゃなくて、直接飛ばすなんて、って……。 断じて、戸惑ってた?」 |
ハイビスカス | 「……なんだかよくわかんなくなってきた。 つまり、どういうこと?」 |
タチバナ | 「つまり、すべては害虫の仕業ということです」 |
ハイビスカス | 「なるほど! それだけわかれば十分だね!」 |
アブラナ | 「ず、ずいぶん噛み砕いたわね……」 |
タチバナ | 「情報の伝達に無駄があってはいけませんから」 |
タチバナ | 「さて……共闘と情報の共有、ありがとうございました。 お礼に、何か力になれたらいいのですが……」 |
ギンラン | 「お礼……というと少し違うかもしれませんが、 訊きたいことがありまして」 |
タチバナ | 「えぇ、構いませんよ。 答えられることでしたら、なんなりと」 |
ギンラン | 「ナズナさんを見かけませんでしたか? 私たちと一緒に、西の荒野から飛ばされてきたはずなのですが……」 |
タチバナ | 「……残念ながら、存じ上げませんね。 ですが、あの人のことです。 この辺りに飛ばされたのなら、街に向かっているのではないかと」 |
タチバナ | 「よければ、一緒に参りましょう。 バナナオーシャン中の情報が集まる知人もいますから、 彼女に訊けば何かわかるかもしれません」 |
通常任務19 19-4 潮風に誘われて | |
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Speaker | Text |
カサブランカ | 「ナズナか。知らぬ」 |
アブラナ | 「――バナナオーシャン中の情報が集まるって言ってなかったっけ……」 |
タチバナ | 「偽りはありませんよ。 裏を返せば、ここには来ていないということでしょう」 |
カサブランカ | 「ナズナの行方は知らぬが、 少し前に興味深い情報が入ってきた。知りたいか?」 |
ワレモコウ | 「興味深い情報? 断じて、気になるです?」 |
カサブランカ | 「タダでは教えられん」 |
ワレモコウ | 「…………」 |
カサブランカ | 「ゆえに、先ほどの防衛とでチャラだ。 街の周辺の害虫を退治してくれたのだろう?」 |
ワレモコウ | 「あ……そういうことです? なら、断じて問題ない?」 |
カサブランカ | 「ここより北東にあるダイダイ灯台からな、見えたそうだ。 そのさらに北東の空から、突如として害虫の大群が現れるのが」 |
アブラナ | 「さらに北東……って、ブロッサムヒル!?」 |
カサブランカ | 「うむ、間違いないだろう。 報告を信じるのであれば、どう考えても異常事態だ」 |
カサブランカ | 「救援を出すことも考えたが……。 こっちでも同じことが起きないとは限らない。 今は街の守りを固めるのに精一杯だ」 |
ギンラン | 「――やはり、例の害虫の仕業でしょうか……」 |
アブラナ | 「ブロッサムヒル……イチゴ……」 |
カサブランカ | 「それで、貴公らはどうする? この国に残り、戦ってくれるか? それとも、ブロッサムヒルに向かうか? あるいは――その元凶とやらを叩きに行くか」 |
アブラナ | 「……それは…………」 |
セントポーリア | 「行きましょう、ブロッサムヒルに」 |
ギンラン | 「えぇ、それで問題ないと思いますわ」 |
アブラナ | 「い、いいの? それで……」 |
ワレモコウ | 「断じて問題ないです? ここはすでに警戒態勢に入っていますし……。 元凶の害虫は、サクラとクロユリがなんとかしているはず? モコウは、そう信じてる……」 |
ワレモコウ | 「何より、アブラナが一番心配? 断じて、ブロッサムヒルにいる友達が気になって、 戦いに集中できなそうです?」 |
アブラナ | 「……ごめんね、ありがとう」 |
カサブランカ | 「ほう、もう決まったのか。もっと悩むかと思っていたが」 |
ワレモコウ | 「伊達に長い旅をしてきてないです?」 |
ギンラン | 「えぇ。そういうことですので、私たちはそろそろ……。 色々とお世話になりました。それでは、失礼します」 |
カサブランカ | 「まぁまぁ、待て待て。 ブロッサムヒルに行くのなら、船を使え。 陸路はすでに警戒中でな、要所が塞がれている。 私の権限だけでは通せない場所もある」 |
カサブランカ | 「だが、海路は今のところ自由のはずだ。 私が言えばまだなんとかなる」 |
ワレモコウ | 「……街の防衛は、今の情報でチャラって……」 |
カサブランカ | 「そうだ。だから、これは貸しだな。 勇敢な騎士たちよ。いずれまたそのときが来たら、 力を貸してもらうぞ? はっはっは」 |
通常任務19 19-5 海路を開け | |
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Speaker | Text |
ハイビスカス | 「こっちこっち、船着場まであとちょっとだよー!」 |
ギンラン | 「……船、ですか」 |
ワレモコウ | 「ギンラン、何か心配? 海、キライです?」 |
ギンラン | 「いえ……害虫が空間を飛び越えてくるのなら、 ひょっとしたら、その……船の上にも現れるんじゃないかって」 |
ワレモコウ | 「……海の広さと船の大きさを考えたら、 さすがにそれはないかと?」 |
セントポーリア | 「でも、ここからブロッサムヒルの港町って、 ロータスレイクをぐるって大回りしますよね? そこから害虫が飛んできたりしたら……」 |
アブラナ | 「そんなことまで考えてたら進めないでしょ! そのときはそのとき! さっさと行く!」 |
ハイビスカス | 「ンギャ!」 |
アブラナ | 「なっ、なに? どうしたの!?」 |
ハイビスカス | 「船着場にまで害虫が湧いてるよ、も~っ!」 |
タチバナ | 「まずいですね……船も襲われているみたいです。 このままだと海路まで潰されることに……」 |
カサブランカ | 「出航する以前の問題だったか……小賢しい。 邪魔をする害虫は蹴散らすのみ、行くぞ!」 |
通常任務19 19-5 ED 空を征く者たち | |
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Speaker | Text |
ギンラン | 「害虫は追い払いましたが……船が、ぼろぼろですわ……」 |
ワレモコウ | 「このままだと、ブロッサムヒルに行けないです? どうにかして、陸路を進むしか……」 |
カサブランカ | 「……仕方ない。皆の者、こっちだ。ついてこい!」 |
タチバナ | 「こっち、って……カサブランカさん、まさか」 |
カサブランカ | 「そのまさか、だ。 あとで色々と言われるだろうが……そのときはそのとき! 貴公らが心配するようなことではない」 |
ワレモコウ | 「……?」 |
カサブランカ | 「海がダメなら――空を征け!」 |
セントポーリア | 「わっ、わっ。 これって、クジラさんの飛行船ですかぁ?」 |
アブラナ | 「い、いいの? こんな大掛かりな物に乗って! あたしたちのために……」 |
カサブランカ | 「気にするなと言っただろう。 その代わり、貸しはでかいぞ! 必ず返しに来い!」 |
アブラナ | 「……わかった、ありがとう!」 |
カサブランカ | 「こっちこそな。 ……さぁ、もう時間だろう。行くがよい!」 |
セントポーリア | 「は~い、行ってきま~す!」 |
タチバナ | 「健闘を祈っています。どうかご無事で……」 |
ハイビスカス | 「ばいばーい! 応援してるよ、頑張ってねー!」 |
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