Flower Knight Girl Wikia
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Mission Synopsis[]

Official Outline (Japanese)[]

任務20 フォス平原
カサブランカの手引きにより、
クジラ型飛行船でブロッサムヒルへと戻ってきた一行は、
国の危機を救うべく、夥しい数の害虫へ戦いを挑む――。

Summary[]

Scene Synopsis[]

Part 1:[]

Part 2:[]

Part 3:[]

Part 4:[]

Part 5:[]

Conclusion[]

Game Script[]

Japanese[]

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通常任務20 20-1 懐かしき土地の今
Speaker Text
セントポーリア 「ふわぁ……すっごく高いですねぇ……。
 ワレモコウちゃん、大丈夫ですか?
 さっきからうずくまっているみたいですけど……」
ワレモコウ 「断じて、問題ないです?
 少し、先のことに備えていただけ……」
セントポーリア 「……? なら、いいんですけど。
 それにしても、すごい景色ですね~」
ワレモコウ 「色々なものが小さく見えるです?
 まるで、ボードゲームを上から俯瞰しているような……」
ギンラン 「それで言うと……やはり、あの黒い点はすべて、
 西の荒野から飛ばされてきた害虫なのでしょうか……」
アブラナ 「害虫との戦いは千年も続いている……なんて、誇張だと思ってたけど。
 カラクリがわかって、むしろすっきりしたかも」
アブラナ 「つまり、こういうことでしょ?
 西の荒野は危険すぎて攻め入れない。
 その奥地から、魔法みたいに空間を無視して害虫が飛ばされてくる。
 ……道理で終わらないわけよね、この戦い」
セントポーリア 「だとしたら……わたしたちの戦いは、無意味?」
ワレモコウ 「断じて、そんなことはないです?
 戦わなければ、とっくの昔に敗北必至」
アブラナ 「そうよ。それに、害虫だって……ううん。
 戦局だけ見たら、害虫の方が苦しいとも言えるんじゃないかしら」
セントポーリア 「そうなんですか?」
アブラナ 「だって、考えてもみてよ。
 確かに害虫はスプリングガーデン中に現れるけど、
 西の荒野から先へは、千年前から一歩も進めてないじゃない。
 ……サクラやクロユリみたいな花騎士たちが、食い止めてるから」
セントポーリア 「なるほど……どっちも勝ってなくて、どっちも負けてない。
 確かに今は、そういう状況なのかもしれませんね」
アブラナ 「うん。だから、あそこが最前線なのよ」
アブラナ 「いつか、調査の任務だけじゃなくて、
 あの極限で戦えるようにならないと……」
ギンラン 「そうですわね……。
 でも今は、目の前の危機をどうにかしませんと。
 なかなか、着陸しないみたいですが……」
ワレモコウ 「害虫が多くて、予定の中心街に着陸できない?
 一度、北の港町まで行くみたいです?」
アブラナ 「よっ、と……ここまで乗せてくれて、ありがと!
 って、カサブランカにも伝えといて!」
セントポーリア 「それでは、中心街を目指して~……れっつ・ご~!」
通常任務20 20-2 応援要請の報せを聞いて
Speaker Text
――ブロッサムヒル フォス平原――
セントポーリア 「ふぅぅ……すっごい数ですねぇ。
 ブロッサムヒルとは思えません~」
ワレモコウ 「でも、西の荒野に比べたら楽です……?
 モコウ、まだまだ行けそうですし」
ギンラン 「やはり、世界花の恩恵が届くところと
 そうでないところとでは、体力の消耗具合も違いますわね」
アブラナ 「そうね。どこもかしこも西の荒野みたいになっちゃったら、
 戦えるものも戦えなくなっちゃうわ。なんとしてでも守りきらないと……」
ハクモクレン 「む……ちょっと待て! 貴公ら、どこへ行く気だ」
セントポーリア 「どこ、と言われますと、中心街の方に?」
ハクモクレン 「それはならん。
 今は非常事態でな、通行止めをさせてもらっている」
アブラナ 「いや、あたしたちも花騎士なんだけど」
ハクモクレン 「戦う意志があるのなら、今は我々の指揮下に入ってもらうことになる」
ギンラン 「……指揮下に入ったら、中心街に行かせてもらえますか?」
ハクモクレン 「いいや、この周辺の警備に加わってもらう。
 中心街はすでに相応の花騎士達が向かっている。
 彼女たちが戦いに集中できるよう、露払いをするのもまた立派な務めだ」
セントポーリア 「あらあら……ハクモクレンさん、
 相変わらず頑固さんですね~……」
アブラナ 「うぐぐ、こんなところで足止め食らってる場合じゃないのに……!」
ワレモコウ 「……モコウたち、指揮下には入らないです?」
ハクモクレン 「そうか、残念だ。なら、安全なところに避難してくれ」
ワレモコウ 「それはならじ、です?
 モコウたちも任務中……。
 この書状の通り、中心街に行かないと」
ハクモクレン 「書状? ……ほう、西の荒野の調査か。
 なかなか立派な任務だが、しかし今回の件とは関係が……」
ワレモコウ 「見てほしいのは、もう一枚の方?
 緊急の用件が書いてあるのは、そっち」
ハクモクレン 「む? こ、この……字が、異様に細かい文章か……。
 うむ……これは、読むのに苦労しそうだが……。
 仕方ない、少し待っていてくれ。えぇっと、なになに…………」
ワレモコウ 「……みんな、今のうちです?」
セントポーリア 「え? あ、ちょっと、ワレモコウちゃん……」
ハクモクレン 「……うむ、至って普通の報告書だな。
 これだけでは中心街へ行かせるわけには……」
ハクモクレン 「あっ、いない! ひ、人を出し抜くとは……ま、待てー!」
通常任務20 20-3 平原を駆ける花騎士
Speaker Text
――ブロッサムヒル フォス平原――
ギンラン 「さ、策士でしたわね、ワレモコウさん……。
 偽物の書状で時間稼ぎとは」
ワレモコウ 「偽物、違うです?
 モコウ、嘘は断じてついてない……。
 西の荒野の報告書、火急に女王陛下へ届けるべき?」
ハクモクレン 「その報告書を置いて、ぜぇ、はぁ……。
 中心街へ向かうのは、おかしいだろう……はぁ、はぁ……」
アブラナ 「うわ、もう追いつかれた」
ハクモクレン 「当然だ……ぜぇ、ぜぇ……。
 貴公らが害虫を、はぁ、はぁ……倒したあとの道だか、ら……」
ギンラン 「それにしては、息も絶え絶えのようですが……」
アネモネ 「ハクモクレンさん。持ち場、変わったの?」
ハクモクレン 「おぉ、アネモネ殿……いや、そういうわけでは……。
 通行止めのところを、ムリヤリ突破されて……はぁ、はぁ…………」
セントポーリア 「わたしたち、中心街に行かないといけないんです。
 お願いします、通してもらえませんか……?」
ハクモクレン 「はぁ、ふぅ……だから、言っただろう。今は緊急事態で……」
アネモネ 「いいんじゃないかな、別に」
ハクモクレン 「あ、アネモネ殿? それでは規則が……」
アネモネ 「うん。だから、条件付き」
セントポーリア 「条件……ですか?」
アネモネ 「今、害虫の群れがひとつ、こっちに向かってきてる。
 それを討伐できたら、中心街に行っても大丈夫。
 そういう実力があるって、フォローもできる」
アネモネ 「でも……それができないなら、下がってもらう。それでいい?」
アブラナ 「文句はないわ。それで十分よ」
ハクモクレン 「……随分と酷な要求をするんだな」
アネモネ 「そうかな? 別に、信じたわけじゃないけど……。
 あの目は、本気の目だった。試してみる価値くらいはありそうかな、って」
ハクモクレン 「ふむ……そうだな。この状況では確かに、
 心強い援軍であることを願った方がよさそうだ」
通常任務20 20-4 害虫の脅威を排除せよ
Speaker Text
――ブロッサムヒル フォス平原――
アブラナ 「よっし……どうよ、倒したわよ!
 これで文句ないわよね!」
アネモネ 「……うん。約束は、約束だから。
 向こうはもっと大変だと思うけど、頑張ってね」
セントポーリア 「ありがとうございました~。
 ハクモクレンさん、アネモネさんも、どうかご無事で~」
ハクモクレン 「……驚いた。まさかあそこまでやるとは」
アネモネ 「たくさんの経験を積み重ねてきた戦い方だった、かな。
 うん……私たちもうかうかしてられないね」
ワレモコウ 「進めば進むほど、敵が多くなってくる? でも……」
ギンラン 「戦い慣れた場所ですもの、遅れを取ったりはしませんわ!」
セントポーリア 「どんどん行きましょう~!
 ……っと、そういえばアブラナさんは……?」
アブラナ 「ご、ごめん! ちょっと、他の部隊に聞き込みしてて……」
セントポーリア 「イチゴさんの安否、でしょうか。
 そのぉ……どうでしたか……?」
アブラナ 「イチゴは大丈夫だったんだけど……。
 そ、それよりも! 向こうに救援の遅れているところがあって、
 そこに……な、ナズナがいるみたい……!」
ワレモコウ 「そ、それは本当です……?」
セントポーリア 「良かったぁ……ナズナさん、無事だったんですね~」
アブラナ 「まだわからないっていうか、
 むしろ危ないみたいなんだってば! 行きましょう!」
通常任務20 20-5 いざ、共同戦線!
Speaker Text
――ブロッサムヒル フォス平原――
アブラナ 「はっ、はぁ……救援はどう!? ちゃんと進んでるの!?」
ワレモコウ 「も、もう少しみたいです?
 それと、ナズナはどこに……」
セントポーリア 「見てません……けど、声が聞こえるような……」
セントポーリア 「……あっち。あっちです、声がします!」
ギンラン 「あちらは確かに、まだ行っていませんね……急ぎましょう!」
害虫 「キュォァアアアア!!」
ナズナ 「あわわ……こ、来ないでください~!」
セントポーリア 「い、いました! いましたよ!
 お~い、ナズナさぁ~ん!!」
ナズナ 「あっ……み、みなさん!?
 団長さまも……よ、良かった、無事みたいで……」
害虫 「キュォァアアアア!!」
ナズナ 「ああぁ……そうでした!
 こっちは無事じゃありませんでした……!!」
セントポーリア 「あれは……フリンデちゃん?
 あんなに大きな害虫まで、飛ばされてきたんですね」
ワレモコウ 「でも、十分戦えるです?
 一体だけなら、迅速に助け出すことも……」
害虫 「キュォァアアアア!!」
害虫  「キュォァアアアア!!」
害虫   「キュォァアアアア!!」
ワレモコウ 「……こ、この数は想定外です……?」
ギンラン 「い、一体どうしたら……全部相手にしていたら、救出が……!」
??? 「――――掃除、するね」
アネモネ 「……行って、今のうちに」
ギンラン 「あ、アネモネさん!?
 ……す、すみません、ありがとうございます!」
アネモネ 「……ありがとう、か。
 ……悪くはない、かな」
害虫 「キュ、ォ、ァ、ァァアアアア…………!!!!」
アネモネ 「……っ!!」
ハクモクレン 「詰めが甘いぞ、アネモネ殿」
アネモネ 「ハクモクレンさん……ありがとう」
ハクモクレン 「騎士として当然の務めだ。
 それに、礼を言うのはまだ早い。
 あとはどうやらここだけらしい……私も加勢する!」
アネモネ 「……うん、そうだね。さっさと片付けないと……!」
通常任務20 20-5 ED ひとつ、旅の終わり
Speaker Text
ナズナ 「だ、団長さま! みなさーん!」
セントポーリア 「ナ~ズ~ナ~さぁ~ん!」
アブラナ 「あぁ、良かった……もう会えないんじゃないかって……」
ハクモクレン 「ふむ……めでたしめでたし、といったところか?」
ギンラン 「えぇ! ハクモクレンさんや
 アネモネさんたちの協力がなかったら、どうなることかと……。
 本当に、ありがとうございました!」
アネモネ 「ううん。それはこちらこそ。
 あなたたちが加勢してくれたから、他の討伐もうまく進んだし。
 ……今はもう、ほとんど終わってるんじゃないかな?」
ワレモコウ 「警戒の兵力を残して、あとは帰還するみたい……?
 モコウたちはどうするです?」
アブラナ 「決まってるでしょ、残るわよ。
 他にもまだ困っている人がいるかもしれな……」
アブラナ 「――っと、と…………」
ハクモクレン 「随分と消耗しているようだな。
 あとは我々や他の部隊に任せて休め」
ハクモクレン 「それに……ほら、この書状。
 女王陛下に届けて、報告するのだろう?」
ワレモコウ 「あ……そ、そうでした……。
 これで……これでようやく、長い旅が終わるです……?」
ナズナ 「そうですね。報告を終えるまでが任務! と、言いますから」
ギンラン 「つまり、報告さえしなければずっと一緒にいられる、と……」
ナズナ 「ええぇ」
ギンラン 「ふふ、冗談ですわ。大丈夫です、わかっています」
セントポーリア 「そうですよぅ、子どもじゃないんですし。
 ナズナさんこそ、お別れしても、泣いたりしないでくださいね~?」
ナズナ 「そんなこと……そんなことは……」
ナズナ 「――ありませんよ! ……ありません。
 だって、楽しかったから……だから、わたしも大丈夫です。
 平気です。平気なんです」
セントポーリア 「……そうですかぁ」
ナズナ 「はい、そうです。そうなんです!」
ギンラン 「……それでは、そろそろ」
アブラナ 「まっ、やることがあるなら仕方ないわね」
ワレモコウ 「モコウたちも、帰るです?」
ナズナ 「はい、帰りましょう。
 わたしたちの旅の出発点――ブロッサムヒルに」

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